In the Bed-お布団よりお送りします-

今日も1日天下泰平、お布団最高

今週の課題図書(2018年3月第3週目)

先週の課題図書と振り返り

学び

  • そもそもお金の流れを見るというのは一つの歴史の見方として学びが多いということ
  • 新兵器の導入(鉄砲)においての各大名の手腕というのが勝敗を分けた点を見るに現代においても新たな武器を取り入れのタイミングよりも強力であるものを強力に使うための仕組みというのが重要である
  • 天下取りはまずは基盤(インフラ整備、税制の強化)から。武力というのはその大名が治める地域の国力を測る数値であると言える。

信長が強かった理由をお金の流れで説明するとかなり論理的な強さを有していたことや、それまでの大名とは違うゲームチェンジャーとしての側面が強いことがわかる。
これは現代にも言えることで野望と理想の実現の仕方が非常に合理的だったからであり、今でも野望のためのしたたかな準備で何をするのがが最終の勝敗を分けると思った。

感想

デフレへの対処の仕方は方法論的には今とは違うけど、参考になることは多かった。例えば中間搾取の削減のために制度を簡潔にして理解のしやすいものにしたりとか、市場解放をして結果として既得権益を失いはするものの、流通を確保し最終的には国力の増大に結びつけたり。

戦国時代というのは常に市場におけるゲームチェンジャーが勝ち残っていった時代だと思う。
そしてゲームの変わり目も時代とともに変化したし、重きをおくポイントがそれぞれあるということも大きな発見だった。

ただこの本から学ぶべきは個人的に競争に負けていったものたちが犯した間違いとその本質的な原因なのではないかと思う。
例えば武田信玄ならば悪銭に対する対応とデフレ打開のビジョンのなさが結果として国力の低下に繋がったし、最先端の武器を持つもそれを実践の中で運用するインフラやコネクションを持たなかったことは大きな失敗だと言える。

これは一歴史の事実に過ぎないが、今でもそういうのは往々にしてあるわけで。 会社の新規戦略の中で複雑な部分が多いほど顧客からは信用されにくいし、運用もコストがかかる。
しかしコストを切ることよりも実はかけたコストを最大限行かせていない可能性の方が高くて、それは属人化の解消やそもそものエクセルとかのスキルをあげればなんとでもなることだったりするわけだ。

長々書いているけど、これは何を失敗と捉えて自分ならどうできるのかを考えるいい材料であり人生のフェーズによってもまた見え方が違うのだろう。

定期的に読み直したいものだ。

今週の課題図書

設定理由

前々から読んでみたかったのとkindle版だとprime会員なら無料で読めるので。
読み散らかすにはちょうどいいなという点から。

これで良いなと思えば本ちゃんと買えばいい。
本だって気に入ったものを買ういい時代だなと思う。

これに乗じてamazonの読み放題のラインナップ更新が活発だといいなと思った。