In the Bed-お布団よりお送りします-

今日も1日天下泰平、お布団最高

部分最適が完璧でも全体最適には至らないと思う話

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組織の強さは揺らぎ

いつだって外的な環境の変化は止められない。
じゃあ生存競争においての強さはどこに生まれるのかというと
多少の変化に動じないということだ。

外的な微弱な変化に過敏になるんではなく、自分自身の揺らぎや遊びの中でクッションできる種が生き残る
組織も本来そうあるべきで、
例えばインフルエンサーマーケティングならばSNSAPIの仕様変更に過敏になるのではなくて
多少の変更くらいにはエンジニアが対処し、営業の無駄な心配を取り去ることで組織としての強さは格段に高い。

ただ、全社的にAPIは変更が入るものだ。今まで通りのAPIが使えるとは限らない。
その意識の統一は必要だと思う。

局所的な最適化の旨味と弊害

局所的な問題の解決は結果が見えやすい。
結果が見えるというのは組織に属する人間にとっての最高かつ最大の旨味だ。
定量的な組織であるほどにその旨味は強くなる。

短縮した時間、かけた工数に対しての効果などなど
様々な面から計られいいことをした!と評されるのだ。

しかし、これを続けるとどんどん部分や見えやすい問題が可視化され 全体のバランスを損なうことになる。
早い走りを求めてエンジンを巨大化させた結果燃費が悪くなり、安全性能は落ち
墜落する飛行機のように。

ほんとうに大切な問題

issueから始めよではないが
2割の本質的な問題を意識できる環境を作る必要がある。

本当の合理化ってのは考えるべき問題に頭を全力で回すための時間を捻出させる ことに集約されると思う。
売り上げや利益拡大はその結果でしかない。
表面的に増えた利益に喜んでも、本当にじっくりと時間をかけて考えるべき問題から
目を背けた結果だとするならばいき過ぎたよくない部分最適だ。

まとめ

  • 最適化というのは全体をみながら行わないと弊害しか生まない
  • 完璧な部品が集まるよりもシステムとしての強さと互換性をもつことの方が重要
  • 揺らぎやブレを許容できることこそが本当の強さ

緻密さと完璧さを求めて部分のリファクタリングと最適化を進めては本末転倒ってこと
全体のバランスの中で内包された歪みを最小限に抑える努力をしないといけない。

雑感

まあこんなことをなんで書くのかというと、
僕らエンジニアは基本的には効率化と技術的なアプローチでの問題解決が仕事なんだという面と
一人のプロダクトをもちたい企画者の面から見たときに
自分のこの行動って筋が通ってねえなと思ったからです。

リファクタリングした!最新の技術を使って可読性あげた!
だからどうした?みたいなことってままあると思う。
もっとエンジニアとしての目線から見たことと全体で目指すものののバランスの中での議論をしないと
エンジニアとか、営業とか線引きをしてる意味がない。
プロフェッショナルであるってそういうことかななんて思ったりしたのでこんな記事をかいておきます。

まあ最適化と生存競争の話が個人的なブームってのもあるけどさ。
まあそんな訳で。

ほんとはラーメンの話とかする方がいいと思うんだよねw
明日はラーメンの話でも書こうかな。