In the Bed-お布団よりお送りします-

今日も1日天下泰平、お布団最高

人はそう簡単に育たねぇよと思った

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新人研修を傍目にみながら思ったこと

新人研修の季節ですね。
僕は中途だったのでメンターはいましたが、トレーナーみたいな人がついて教育をされたことはないので
なんだか新鮮で新卒とトレーナーのやりとりをみています。
社会人らしくみんな報連相に四苦八苦し、資料のレベルを怒られ、雑務に追われるのをみると
こういう経験がない自分は世間的に見れば軟弱なんだろうなーと思ったりしました。
僕と同い年の同僚もトレーナーをしているのですが、それをみていて思ったこととかを書いておこうと思います。

トレーナーを誰にするのか

これは人事や局長たちの思惑と空中戦の結果決まるのがほとんどで、基本的に手を上げてトレーナーになる人はいません。
なぜうちの会社はそうなるのかというと、業務の量が多く数字もかなりしんどい数値を追いかけるので新人研修どころではないのです。

まあ育ててもらおうとする奴は来なくていいと言い切るような上長がいるような職場なのでそうなるのも仕方ないかと。。。
ただ、少なからず仕事の作法や基礎を教える必要や失敗できる砂場を用意するのは上長の給与分の仕事だと思うので仕事してもらっていいすかとなるわけですがw
そんな中偉い人たちが空中戦して人員配置するんですけど、個人的に誰がというよりは、どういう人をトレーナーにしているのか
いまいちよくわからんので色々考えてみました。

いいトレーナーは自分の数字を落とさず新人の数字をつけることができる人が本来なるべきです。 まあ雑に言えば自分のリストを新人に譲って数字の付け方とかを教えられる人がなるべきということですね。

理想とされる状態の人が仮にトレーナーになってこれからの会社基盤を作ってもなんで組織は活性化しないんでしょうか。

組織は基本2:6:2

組織に属すと3つの属性の人がいます。 タイプ1:主体的に動けて結果が出る人 タイプ2:受動的でなんとか結果を出す人 タイプ3:受動的でなんともならん人

要はこの3種類の人が組織を形成しています。それはどこに行っても同じ。 そんな中で、トレーナーが務まるのは実はタイプ2の人だと僕は思っています。

それはなんでかというと組織の底上げのためにはこれが一番効率がいいから。 結局タイプ2の人は周りに自分のような人を見つけて安心してるし、現状に甘えてるんですよね。 そういう人たちを上位の2割に引き込むには上位2割の人間の中の管理職がトレーナーを管理することによって モチベートさせたり、新たなミッションを与えてブーストさせるきっかけにできるからです。

これは理想ですが、現場ではそうはいきません。

数字が上がる先輩の罠

f:id:InTheBed:20180328164156j:plain 要はみんな自分の数字を落としたくないとか、短期的な利益にとらわれてしまって 結局仕事を圧搾することがうまい人をトレーナーに据えるという安直な結論に達する場合も多々あります。

少し乱暴な言い方ですが、残念ながらこれは トレーナーをやりたい人間と組織体制を考えないといけない立場の人の甘えです。 理念の実現に近くなるための組織作りという文脈において人材育成が重要項目でない理由はないにも関わらず それを安直に痛みの少ない方法を選択するのはナンセンスです。

まあ要は数字の上がってる人につけときゃなんとかなるっしょは惰性だろと言いたい。 そして数字が上がる人が最良のトレーナーなわけではないんですよね。 全員がそうだとは思いませんが、少なからず理不尽な歪みを産んでしなくていい苦労やストレスを抱えます。 そして何より俺がこうだったのだから、とかいうクソみたいな昔話と負の輪廻が始まってしまうのです。

まとめ

  • 人材育成って組織として痛みを伴うってこと
  • トレーナーにするのは中間にいる上位2割に入れそうで入れない人間にやらせるべき
  • 数字が作れる人がトレーナーになるのではない。トレーナーになる人が数字を作るのだ。
  • 要は勉強して人を育てるってことをみんなサボりすぎなんだよと

自分がトレーナーになる確率はゼロではないので、そういうあたり今から基礎を作っとこうと思いました。